絶景を眺めサウナ 珠洲・木ノ浦、移動式を導入

木ノ浦ビレッジが導入したトレーラーサウナ=珠洲市折戸町

 珠洲市折戸町の宿泊施設「木ノ浦ビレッジ」で14日までに、移動式の「トレーラーサウナ」が導入された。希望者はコテージ横で、絶景の木ノ浦海岸を眺めながらサウナを利用できる。

 トレーラーサウナはタイヤが付いており、自動車でけん引して設置場所を変更できる。長さ3メートル、幅1.3メートル、高さ1.9メートルで、定員は4人。内部にストーブがあり、まきを燃やして温度を60~100度に調節できる。利用時は水着を着用する。トレーラー式は全国でも珍しいという。

 同施設は外浦地区にあり、海岸など雄大な自然に親しめることが特徴だが、冬季の宿泊客が少ないことが課題だった。全国でサウナがブームとなる中、イベントを行ったところ、好評だったため導入した。

 サウナ付き宿泊プランを設けたほか、90分5千円(税込み)で貸し出す。5月の地震で敷地の一部に亀裂が入り、コテージ2棟は使用を停止しているが、残る6棟は通常通り利用できる。

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