メジャー連戦前に心強いコーチ合流 畑岡奈紗「リセットする気持ちで」

今週から黒宮幹仁コーチが帯同(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 事前(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

2週ぶりの出場となる畑岡奈紗のもとに、今大会から黒宮幹仁コーチが合流した。松山英樹らも担当している同コーチのスケジュールを確保できたのが、次週からの3週間でメジャー2試合が集中しているこのタイミングだった。海外まで足を運んでもらうのは、昨年8月のスコットランド2連戦以来となる。

2019年には1打差2位に入ったコース(撮影/亀山泰宏)

このところグリーン上でチャンスを決めきれないもどかしさを抱えていたパッティングに関しても、早速チェックを入れてもらったという。「見てもらったら、支点がかなりずれていて、安定した入射(角)も確保できていなかった。そこが一番大きかった」。かねて指摘を受けていた部分であっても、動画を介したやり取りだけでは限界もある。「4月、5月くらいから(悪い状態を)自分の中で直せないことが続いた」とも感じており、ひざを突き合わせて修正ポイントを整理できるのは心強い。

「もう一度、リセットする気持ちでやりたい。(グリーン上は)全然違う打ち方の感じで、まだ慣れていないところはありますけど、転がりは良くなっているように感じる。ポイントを絞ってやりきること。試合では勇気がいるけど、やらないといけない」。ゲームの中で実践していけるかが次週以降の大舞台での出来を左右するとあって、自らに言い聞かせるように話す。

次週以降のメジャーも見据えた戦い(撮影/亀山泰宏)

過去4大会のうち3度は優勝スコアが20アンダーを超えているコース。伸ばし合いについていく意欲を見せつつ、「ラフに行ったときのディスタンスコントロール、スピンコントロールをしっかりできたら」。念頭に置くのは、やはりメジャーのハードセッティングでの戦いに直結する厳しい局面でのプレーだ。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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