神戸空港の国際線「万博後にふさわしい路線考える」 関西エア社長、新ターミナルにも言及

神戸空港に並ぶ旅客機=2020年8月、神戸空港

 関西エアポートの山谷佳之社長は14日、2030年前後とされる神戸空港の国際定期便の就航について「25年大阪・関西万博を終えて関西空港の需要が伸びる中で、神戸にどんな路線がふさわしいのかを考えたい」との考えを示した。

 22年度決算発表会見で言及した。同社は神戸、関西、大阪(伊丹)の3空港を運営。万博に向けて神戸市が5月、新たに整備する国際チャーター便用のターミナルの概要を発表したことについては「将来に備えて役割を果たしていただいている。今後、航空会社や私たちが使いやすくするための協議を進める」とした。

 30年前後の神戸空港の国際定期便就航は、3空港の役割を官民で協議する「関西3空港懇談会」が昨年9月に合意。関空を補完する役割として神戸空港を位置付けている。(大島光貴)

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