住宅襲撃した男ら「無駄な抵抗するな」…住人に暴行、現金強奪 昼前の暴挙 男らに車を用意した23歳逮捕

川口民家強盗で仲介役の23歳男逮捕

 昨年11月、埼玉県川口市の住宅に押し入り、住民にけがをさせた上に現金などが奪われ、実行役ら男6人が逮捕された事件で、県警捜査1課と川口署は14日、住居侵入と強盗致傷の疑いで、茨城県つくば市みどりの1丁目、自称会社員の男(23)を新たな共犯者として逮捕した。

 逮捕容疑は数人と共謀し、昨年11月15日午前11時半ごろに川口市前上町の住宅に侵入し、住民の20代男性に粘着テープで椅子に縛るなどの暴行を加え、「無駄な抵抗はするなよ」などと脅迫。現金約500万円や通帳などを奪い、男性に頸椎(けいつい)捻挫など約1週間のけがをさせた疑い。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

 県警は1~5月に同様の容疑で指示役や実行役ら計6人を逮捕。捜査1課によると、これまでの容疑者から押収した携帯電話の解析などから、男を共犯者と特定した。男は指示役と実行犯をつなぐ仲介役で、現場にはおらず、犯行車両の用意や現金の受け渡しなどを担っていたとみられる。

 県警は犯行グループが強奪した現金の使途先を調べるとともに、さらなる共犯者がいるとみて捜査を進めている。

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