ペットボトル→給食食器に変身 児童・生徒らも”原料”持ち寄り 再利用や環境問題意識も高め/岡山・津山市 

岡山県津山市の戸島学校食育センターは、更新時期になった給食用食器にリサイクルPET樹脂製を採用。受配校(13小学校、4中学校)の児童・生徒たちが家庭から持ち寄ったペットボトルを一部原料とするため、今月回収を進めている。28日までに200キロ(約8800本分)を集め、主にご飯茶わんとして使用する器の半数にあたる約4000枚を作製する。

リサイクル推進とともに、子どもたちに資源の再生利用や環境問題に対する意識を高めてもらう狙い。PET樹脂は従来の強化磁器に比べて軽く壊れにくい上、長期間の使用に耐えるという。

6日から各校を巡回し、12日は向陽小で回収。5、6年生の保健委員が先月末から呼びかけてきたといい、同センター職員がフレコンバッグを玄関前に設置し、登校してきた児童たちはラベルやキャップを外して持参したボトルを次々に入れ、計約500本が集まった。

津山圏域クリーンセンターでまとめて圧縮した後、岐阜県の食器製造業者に原料として搬入。PET樹脂の食器に再生され、3学期には使用を開始する予定。

リサイクルPET樹脂製の給食用食器

© 津山朝日新聞社