40歳の米人気ラッパー 記憶力が悪く自分の曲を思い出せない「あの曲やこの曲と言われてもわからん」

米ラッパーのリル・ウェイン(40)は、記憶力が悪くて過去の曲を思い出せないそうだ。2013年と2017年にてんかん発作に襲われたウェインは、たとえ自分が作ったことを覚えていなくても、新しい曲を作り続けられるクリエイティブな精神を持っていることに感謝しているという。

ローリングストーン誌にウェインはこう語っている。「『カーターIII』、『カーターII』、『カーター』と『カーターIV』の区別もつかない」「それが神に誓って真実なんだ。あの曲やこの曲と聞かれても何のことだかわからない」

自身の過去作品は重要ではなく、いつ発売されたかも覚えていないことを悲しく思うものの、絶えることのない創造性と、そのアウトプットに感謝しているとして、こう続けている。「毎日毎日働いてるんだぜ。毎日だ。それは、才能の中の呪うべき部分でもある」「(神が)この素晴らしい精神を授けてくださったが、優れた才能を思い出せる記憶力は授けてくれなかったらしい」

ウェインの本名はドゥエイン・マイケル・カーターJr.。4児の父であるウェインは、幼少期からてんかんと闘ってきたが、同誌によると2017年には複数回の発作のためにラスベガス公演をキャンセルしたという。

また2013年にはシカゴのホテルの部屋で意識不明の状態で発見され、その後入院、ロサンゼルス・タイムズ紙は当時、咳止めシロップと混ぜたドラッグを使用した可能性が高いと報じていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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