新長崎1区は下条氏、同3区は金子氏で最終調整 自民党 次期衆院選の公認候補予定者

 自民党が次期衆院選公認候補予定者として、新長崎1区(長崎市)で長崎県議の下条博文氏(48)=長崎市区、2期目=、同3区(佐世保市など11市町)には金子原二郎元農相の長男容三氏(40)をそれぞれ選定する方向で最終調整していることが14日、分かった。選挙区支部長として近く正式決定する見通し。
 衆院小選挙区定数「10増10減」に伴う選定。党関係者によると、党本部は今月上旬、電話調査を実施し両選挙区の情勢を分析。県連が上申した候補者を含めた複数人の中から住民に選んでもらう形で、1区は下条氏、3区は金子氏が優勢だった。党本部は調査結果を参考に支部長の選定を進めた。
 両選挙区の支部長選定を巡っては、県連は5月に公募。複数候補の上申を求める党本部の意向を踏まえ、選考委員会で審査した。その結果、1区は委員による意向調査(投票)で第1候補に下条氏、第2候補に県議の浅田眞澄美氏(56)=長崎市区、5期目=の2人を選出。3区は順位を付けず、容三氏と県議の山下博史氏(48)=佐世保市・北松浦郡区、2期目=の2人を選び、それぞれ党本部へ上申していた。

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