大雨で那珂川町と那須烏山市で一時「土砂災害警戒情報」も 那珂川町でけが1人

大雨で那珂川町と那須烏山市で一時「土砂災害警戒情報」も 那珂川町でけが1人 14日の栃木県内は、前線や低気圧の影響で昼過ぎから激しい雨が降ったところがあり、那珂川町と那須烏山市に一時避難が必要なレベル4相当の土砂災害警戒情報が発表されました。

 那珂川町では、降り続く大雨のため命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況となり、午後2時に危険な場所から全員が避難する警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発表されました。

 町によりますと午後7時現在、和見地区や馬頭中学校付近など、18カ所で土砂崩れがあり住宅の床下浸水が8棟、土砂の流入が1棟確認されています。午後2時45分には那珂川町の総合体育館に避難所が開設され午後7時現在で17人が避難しています。また、けが人が1人でています。80代の男性が土砂に足をとられ足の骨を折ったとみられています。

 午後2時15分には、那須烏山市にも土砂災害警戒情報が発表され県内は、昼過ぎから各地で大雨となりました。

 宇都宮地方気象台によりますと、前線や低気圧の影響で県内では16日にかけて大気が不安定となる可能性があります。

 14日午後6時から24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで南部、北部とも100ミリの見込みです。

 宇都宮地方気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけています。

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