ユナイテッド、ケイン獲りなしか…撤退報道

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドがトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(29)から手を引いたようだ。

今夏のストライカー補強が最優先課題のユナイテッド。その1stターゲットに挙がるのがトッテナムと来季限りで契約切れとなるケインで、本人も無冠続きのクラブキャリアに別れを告げようと、今夏の移籍を目指すのではと噂される。

だが、移籍を認めるにしても1億ポンド(約178億1000万円)を求めるダニエル・レヴィ会長が立ちはだかり、苦戦必至の様相を呈するなか、イギリス『ガーディアン』によると、ユナイテッドも高額すぎる故に獲得意欲を失ったという。

もちろんのこと、エリク・テン・ハグ監督はこの夏のメインターゲット獲得が叶わず、肩を落としているものの、クラブの基準を崩してまで契約があと1年しかない29歳の選手に固執するわけにいかないと理解を示してもいるようだ。

そんなユナイテッドはナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(24)にも依然として関心を寄せているものの、こちらも移籍金がネックに。ナポリ側は1億3000万ポンド(約231億5000万円)を求めているといわれる。

そうなると、誰を獲りに行くのかが注目どころだが、アタランタのデンマーク代表FWラスムス・ホイルンド(20)になる模様。上記2選手に比べると、割安な5000万ポンド(約89億円)程度がアタランタ側の要求額とみられる。

なお、欧州の移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏もユナイテッドが別のストライカーを模索し始め、「トッテナムと2カ月も争う気がない」ときっぱり。噂のホイルンドもリストの1人だという。

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