晴れ間の夏日 バラ日和 青森市の住宅街

色とりどりのバラが咲き誇り、見ごろを迎えた住宅街のオープンガーデン=14日午前、青森市羽白沢田

 14日の青森県内は気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となったが、日中は一部で晴れ間も広がり、青森市などでは夏日を記録した。同市羽白沢田の住宅街にあるオープンガーデンでは、地域の愛好家が育てるバラが見ごろを迎え、同日も多くの市民が青空の下で盛りの花を楽しんだ。

 青森地方気象台によると、各地の最高気温は三戸27.8度、弘前27.6度、五所川原27.5度、青森26.5度、八戸25.7度など。23観測地点のうち11地点が夏日となり、野辺地(最高気温25.7度)と大間(同22.0度)は今年の最高気温を記録した。

 青森市の自営業市川和友さん(56)は、機材置き場の建物敷地で100種約110本のバラを育て、今年は6月初旬に花が咲き始めた。色とりどりの花は道路際から建物の上まで広がり、14日も訪れた市民がボリューム感あふれる植栽に見入った。同市の赤平美智子さん(69)は「毎年来ているがいつも素晴らしい」と話した。

 市川さんによると、見ごろは今月末まで。オープンガーデンはJR油川駅の西約100メートルにあり、付近に駐車場はないため、徒歩での来訪を呼びかけている。

© 株式会社東奥日報社