ジャムから生まれた「ジャムム」 新キャラと歌お披露目 「えちごひめジャムムのサツキ」担当 上越市出身声優の宮原颯希さん出演 メトロアドエージェンシー(東京都)

 メトロアドエージェンシー(東京都)が展開するキャラクター「ジャムム」のテーマソングと新キャラクターのお披露目イベントが5月末、東京都渋谷区の「Loft9 Shibuya」で開かれた。新キャラクター「えちごひめジャムムのサツキ」の声を担当する、上越市出身の声優・宮原颯希さん(81プロデュース)が出演し、歌の披露やキャラクターに込めた思いを語った。

イベントに出演した宮原さんとりんごジャムムの「リタロウ」。新キャラクターをイメージした専用衣装で、歌も披露した(5月28日撮影、ジャムムプロジェクト提供)

 東京メトロの交通メディアを扱う同社はSNSや動画配信サイトでジャムムを展開。ジャムから生まれた謎の妖精として、かわいらしいキャラクターが人気を集めている。宮原さんは自身のラジオ番組でジャムムを取り上げたことがきっかけで、初の声優付きキャラクター、テーマソングを担当することになった。名前の他、デザインの一部にも宮原さんのアイデアが反映されているという。
 イベントでは専用の衣装に身を包んだ宮原さんと、サツキの友達である「りんごジャムムのリタロウ」が登場。サツキはジャムム界のアイドルという設定で「キュートでお姫様、女の子らしさを表現できたら」と語った。キャラクターのモデルとなったイチゴ、越後姫についても解説。「やわらかくて甘みがとっても強い」「打ち合わせでみんなと食べ、地元にいたときはずっと食べていた」と、地元名産品のPRにも一役買っていた。
 越後姫に関する朗読では「おいしいけれど、実がやわらかくて輸送に向かない。かれんでみずみずしい越後のお姫様のよう」とも。サツキもそんな特徴を反映して、一度マイクを手にしたら離さない、一度歌い出したら止まらない。「歌でみんなを元気にできるアイドルになれる」と込められた思いを語った。
 テーマソング「ごきげんジャムム」の披露では、明るく元気なリズムに合わせてジャムをかき混ぜるようなしぐさも取り入れ、キャラクターたちの野菜、果物やそれを育ててくれた人への感謝も盛り込んだ歌となった。
◇宮原さんから本紙へのコメント
 高校卒業と同時に上京して声優になりましたが、こうして仕事を通して地元新潟県に関わることができ光栄です。
 上越の好きなスポットは「うみがたり」。帰省した際には、イルカホールのショーに勇気と元気をもらっています。
 えちごひめジャムムのサツキちゃんにとっても生まれた土地は特別だと思うので、リタロウや他の仲間たちといつか遊びに来られたらいいなと思います! その時は是非一緒に遊びましょうね!」

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