横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の新杉田駅で2019年6月、自動運転車両が逆走し、車止めに衝突した事故で、神奈川県警は15日、乗客16人に重軽傷を負わせたとして、業務上過失傷害容疑で、車両メーカーで当時、車両の設計、製造に携わった48~75歳の技術職の男性社員3人を書類送検した。県警は認否を明らかにしていない。
送検容疑は、19年6月1日午後8時15分ごろ、折り返し駅の新杉田駅(横浜市磯子区)で、新杉田発並木中央行きの自動運転車両(5両編成)を、安全制御システムの設計不備により逆走させて車止めに衝突させ、乗車していた16人に胸の骨を折るなどの重軽傷を負わせた、としている。