激しい大雨から一夜… 土砂崩れや床下浸水など"被害多数" 栃木県・那珂川町

 14日、栃木県内では前線や低気圧の影響で激しい雨が降ったところがあり、那珂川町などでは土砂崩れや住宅の床下浸水などの被害が出ています。

 那珂川町にある「馬頭広重美術館」の北側にある道路では、土砂崩れが発生し倒れた木が道をふさいでいます。

 美術館によりますと土砂崩れの影響で、14日午後3時ごろから臨時休館にしていて営業再開のめどはたっていません。

 那珂川町と那須烏山市では14日、降り続く大雨の影響で、土砂災害の危険性が非常に高くなったことから、土砂災害警戒情報が発表され、那珂川町では、15日6時まで町の総合体育館に避難所が開設され10世帯19人が避難しました。

 那珂川町によりますと15日午前9時までに、和見地区や馬頭中学校付近など24カ所で土砂崩れがあり、住宅の床下浸水が7棟確認されています。

 また、県内ではこれから16日の夕方にかけて、大気の状態が不安定になる見込みで雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。

 土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに注意が必要です。

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