ジェイソン・デイが「全米オープン」でウッズ設計アイアンに変更

デイが即投入を決めたタイガー共同設計のアイアン(GolfWRX)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(13日)◇ロサンゼルスCC(カリフォルニア州)◇7423yd(パー70)

ジェイソン・デイは今週の「全米オープン」で、タイガー・ウッズが共同設計して2019年に一般発売されたテーラーメイド「P7TWブレードアイアン」に変更する。

長いブレードに薄いトップライン(GolfWRX)

「このアイアンセットは本当に、封を開けてからまだ2日目なんだ」。デイは火曜日にロサンゼルスCCでそう語った。

デイはテーラーメイド「P7MCアイアン」を使用して先月の「AT&Tバイロン・ネルソン」で優勝しているが、ロサンゼルスCCへ移動する直前、オハイオの自宅で行ったテスティングセッションの時、変更すべき理由を見出した。

「僕が前のアイアンに満足していなかったというわけではないんだ。あのアイアンで勝ったばかりだしね。ただ、弾道が少し低く、スピン量も低いことに気が付いたんだ。P7TWの方が、スピン量が多いんだ」

ウッズはブレードが長くてトップラインが薄く、コントロールを大いに効かすため操作性が最大化されたアイアンを好む。そのため、使用する選手によっては、ツアーキャビティ設計で寛容性を高めるために少し外周に重量が配されたP7MCアイアンに比べると、P7TWアイアンの方がスピン量は多くなる。

シャフトはこれまで同じモデル(GolfWRX)

ただし、これまで使ってきたセットと一貫性を持たせるため、デイは新しいアイアンにもこれまでと同じKBSツアーCテーパー125+シャフトを装着した。彼は単純に、より多いスピン量、弾道の高さ、操作性を求めてアイアンを変更したわけだ。

ロサンゼルスCCは大多数の出場選手に新たな試練を課している。デイは新しいツールを携え、その試練に立ち向かうことになる。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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