●定員増受け
来年度の金大融合学域観光デザイン学類の入学定員が現行の20人から55人に増員されることを受け、和田隆志学長が15日、同大で会見し、地方創生につながる新たな観光人材を育てるため、地元就職を希望する学生向けの入試特別枠を検討する考えを示した。
定員増は政府の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の方針と重なることから、若者の地元定着を促す特例措置として認められた。
同学類では、産学官や地域と連携するプロジェクトなど独自の学びにより、企業や行政で活躍する即戦力だけでなく、起業家などの育成も目指す。
和田学長は観光人材支援基金の創設も検討しているとし、「観光を科学し、住民も観光客も満足する新しい観光を実現する。そのための専門人材を地域と一丸で育てたい」と強調した。