ブリヂストンの新作1Wをツアーで発見 吉田優利が実戦投入へ

吉田優利は「B1 ST」をチョイス(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(15日)◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)◇6621yd(パー72)

今週の「ニチレイレディス」の会場で、ブリヂストンの新作1Wを発見した。練習日の13日(火)から同社と契約を結ぶプロに手渡され、テストが始まった。

公式発表前のため、同社の担当者はモデル名などの詳細を明かさなかったが、新作には「B1 ST」「B2 HT」「B-Limited B1 LS」と3種類のヘッドが存在。全てのモデルに新テクノロジーの一つとして「SLIPLESS BITE MILLING」が搭載されているという。

ブリヂストンの新1W。左から「B1 ST」「B2 HT」「B-Limited B1 LS」(撮影/内山孝志朗)

また、B1 STはソールの2つのウエートを交換可能で、重さの異なるものに交換すればクラブバランスを簡単に調整できる。

吉田優利はさっそく、B1 STと記載されたヘッドを15日のプロアマ戦で使用した。「方向のブレが少なくなった」と新しい“相棒”に好感触を得ており、今大会で実戦投入する予定という。

渡邉彩香は「B-Limited B1 LS」をテストした(撮影/内山孝志朗)

今季のドライビングディスタンスが254.62ydで全体4位の渡邉彩香はB-Limited B1 LSをテストした。「スピンが抑えられて飛距離も出る。球が(フェースに)しっかり食いついてくれる」と新テクノロジーの効果を実感した。

「SLIPLESS BITE MILLING」と書かれたフェースに秘密がありそう(撮影/内山孝志朗)

B1 STをプロアマ戦で使用していた佐藤心結も「初速が速くて、風に負けなそうな強い球を打てるイメージがある。距離も伸びているし、スピン量も良いデータが出ている」と手応えをつかんだ。これから調整を重ね、実戦投入のタイミングを見極めていくという。

ほかに前週までの暫定リランキングでトップの桑木志帆、阿部未悠らがテストをしている。

新作(左)と2021年モデルのクラウンを比較。新作はツヤのある見た目(撮影/内山孝志朗)
新作(左)と2021年モデルのフェースを比較(撮影/内山孝志朗)

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