海上の巨大リゾート「MSCベリッシマ」 広島に初入港 最大級のクルーズ船【動画ニュース】

まさに、海に浮かぶ巨大リゾートです。最大級の豪華客船が初めて広島港に入港しました。

境健一 記者
「クルーズ船が広島港に近づいてきました。ここから見てもその大きさが分かります。まるで巨大なビルが動いているように見えます」

広島港の五日市埠頭に入港したのは、外国船籍のクルーズ船「MSCベリッシマ」です。全長は300メートルを超え、高さは65メートル。ビルの19階に相当します。総トン数はおよそ17万トン。

これまで日本に寄港した客船の中でも最大級です。

今回のツアーには乗客およそ3000人が参加しています。

乗客たち
「ダンスタイムとかパーティとかあって楽しいです。大満足!」

「広島や鹿児島が今回、初めてなので選んだ」

「原爆ドームや資料館に行くけど。雨がひどくなったけど、がんばって行きたいと思います」

広島港に寄港した外国客船の数です。2019年度は50隻でしたが、2020年度・21年度はコロナ禍で外国船籍のクルーズ船の日本入港が制限されました。ことし3月から日本入港が再開され、今年度はこれまでに20隻が寄港し、年度内で62隻が寄港予定だということです。

広島県 港湾振興課 渡辺康彦(ボートセールス)担当監
「一度に多くの方が広島に来ていただく絶好の機会だと思います。地域振興にも寄与すると認識しています。G7サミットにより、世界中で広島がファンが増えたと思うので、その効果を期待しながらPRをしていきたい」

MSCベリッシマは、今夜10時に広島港を出港し、韓国の済州島や鹿児島を回って、20日に横浜港に入港する予定です。

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