テニス加藤の訴え、認められず 全仏女子ダブルス失格問題

加藤未唯

 【ジュネーブ共同】女子テニスの加藤未唯(ザイマックス)は15日、パリで行われた全仏オープン女子ダブルス3回戦で失格になったことを不服とし、賞金とポイントの回復を求めた訴えが認められなかったと交流サイト(SNS)で明らかにした。罰金も科されたという。

 英語で「私にできることは前を向くことだけ」などと記した。

 4日の試合で、加藤が相手コート側に送った球がボールガールを直撃した。当初は警告だったが、相手が主審に抗議。運営責任者らは事情を聴いた上、涙が止まらないボールガールを見て「危険な行為」として失格に変更した。加藤は故意ではなく、強い球は当てていないとの認識で提訴した。

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