クルっとパッ!日本代表に帰ってきた古橋亨梧、持ち前の「高速駆け引き」で鮮烈ゴール

日本代表が退場で1人少なくなったエルサルバドルに6-0の大勝を収めた一戦。

73分に6点目を決めたのは、昨年9月以来の招集となる古橋亨梧だった。

所属のセルティックでチームを3冠に導く大活躍。個人タイトルも総なめにした中での代表復帰であり、相当気合いが入っていたことは間違いない。

64分に上田綺世に代わって出場すると、その9分後にさっそく仕事をしてみせた。

ボールが左サイドから右サイドへ送られるなか、中央に佇む古橋。相馬勇紀が体勢を整えて中を見た瞬間、クルっとターンをして一旦ファーへ逃げ、しかしすぐにパッと振り向いてみせた。

この高速の駆け引きにより、DFの間で絶妙な形でフリーとなった古橋。あとは相馬の正確なクロスを頭でコースへ流し込むだけだった。

これがセルティックのエース、古橋亨梧!

試合後、古橋は大歓声の中でインタビューを受けて以下のように答えている。

「(呼ばれるまでどんな準備を?)しっかり準備して、呼ばれた時に結果を残せるように、良い準備をしました。

(ピッチに足を踏み入れた時はどんな気持ち?)本当にワクワクと、得点を決めたいという気持ちと、素晴らしい応援をしてくれるので本当に皆さんの前でプレーできる幸せを噛みしめてプレーしました。

(スコットランドで積み上げてきたものが形に出た)良かったです。

(得点シーンを振り返って)勇紀が本当にいいボールをくれたので、あとは落ち着いて、しっかりとコースへ流し込めたので良かったです。

(ちょっとした部分にも今季の自信がつながっている?)そうですね、はい。今年1年、そこを心がけてやってきたので、自信につながったと思います。

(点にならなかったところの駆け引きも)本当に良いボールをくれるので、僕は中で駆け引きをして、枠に入れるという思いで動いていました。

(チーム内の競争がさらに激しくなる)しっかり良い準備をして、みんなで競争したいなと思います。

(応援してくれている方たちに一言)本当にいつも素晴らしい応援ありがとうございます。次もしっかり良い準備をして、みんなで勝つので応援よろしくお願いします」

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