「氷見稲積梅(いなづみうめ)」の収穫作業が15日、氷見市で本格的に始まった。農林水産省の地理的表示(GI)保護品目に登録される地域固有の希少種。今年は天候に恵まれて生育が早めで、大きい粒の実が目立っている。
特産氷見稲積梅生産組合と稲積梅の里振興会の2団体の会員が同市稲積の国道160号の通称「梅ロード」で鈴なりになった青梅をもいでカゴに入れた。
16日から市内の直売所や富山県内のスーパーなどで販売される。
氷見稲積梅は種が小さく果肉の厚い実が特長で、生産者が継承に取り組んでいる。
●県内、曇りや雨
15日の富山県内は寒気を伴った上空の気圧の谷や湿った空気の影響を受けて曇り、雨の降る所があった。最高気温は富山市中心部23.9度、高岡市伏木23.4度などとなった。