射水・新湊小創校150年、遊歩道を整備 校庭の樹木利用し新シンボルに

完成した遊歩道を歩く児童=射水市新湊小学校

 富山県の射水市新湊小学校(竹林浩樹校長)は、創校150周年を記念して校庭に遊歩道を整備した。うっそうと生い茂った樹木を伐採し、空いたスペースに作った。15日、同校で完成式が開かれ、児童と教職員が新たなシンボルの誕生を祝った。

 遊歩道は幅1メートル50センチ、長さ35メートル。グラウンド北側の「学習の森」に整備した。手入れがなかなか行き届かず、密生していたクロマツやスギ、ヒバなど計25本を伐採、剪定(せんてい)した。一部をチップにして路面に敷いたほか、クロマツは輪切りにし、踏み板として再利用した。

 式典は全校児童228人が参加し、学年ごとに遊歩道を歩いた。6年の米田大祇(はるのり)君が「遊歩道で遊ぶことを考えるとわくわくする。150年の歴史を残すことができたので、これから先もずっと大切に守りたい」とあいさつした。

 創校150年を祝い、6年の梶井楓加さんや遊歩道の整備費を助成したとやま緑化推進機構の石田和人専務理事らが学習の森にアジサイを植樹した。ドローンを使い、上空から記念の集合写真を撮影した。

創校150周年で整備された遊歩道。伐採した木の一部がチップになり、路面に敷き詰められている。
完成を記念したテープカットが行われた
児童を代表し、あいさつする米田君
学習の森に新たにアジサイが植樹された

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