ウ・ドファンがキム・セロンの飲酒事故に言及「チームの絆はより強まった」 「ブラッドハウンド」で共演

ドラマ「ザ・キング:永遠の君主」で一人二役を演じ、俳優としての存在感を示したウ・ドファンが、除隊後の復帰作として出演したドラマ「ブラッドハウンド」(Netflix)が6月9日に公開された。本作のプロモーションでメディアインタビューに応じたウ・ドファンは、議論となった共演者のキム・セロンについて言及し、話題を集めた。韓国メディアwikitreeより、一部引用して紹介する。

「ブラッドハウンド」は、ウ・ドファン演じるゴヌが母親の借金を返すため「ヤミ金業界の伝説」と呼ばれていた人物に会い、ボディーガードとして新たな人生を迎えるところから物語が始まる。一方「海街チャチャチャ」や「五月の青春」に出演した、実力派俳優のイ・サンイ演じるウジンは、ひょんなことから消費者金融業界に無知なゴヌを助けることに。

韓国の同名ウェブマンガが原作で、出演ラインアップでも注目されたのだが、放送を控える中キム・セロンが飲酒運転で事故を起こし、逃走。罰金刑が下されてしまう。この不祥事を受けて、放送可否による議論がネット上で交わされたが、最終的に彼女の出演分量の多い7話と8話を修正して、予定通り公開されることとなった。

これについてウ・ドファンは「青天のへきれきだった」と胸の内を明かす。事故当時の朝、「ブラッドハウンド」のキム・ジュファン監督から着信がたくさん来ていたと言い「どうしていいかわからなかった。ジュファン監督は目の前が真っ白になったと言っていたが、僕は真っ暗になった」と素直な気持ちを伝えた。

しかしこれがきっかけで、撮影チームの結束はより固くなったそうだ。

ウ・ドファンはキム・ジュファン監督を「大切なお兄さん的存在」と表現。「僕は、ジュファン監督がどれだけこの作品のために尽力していたか、誰よりも知っている。彼が崩れていく姿を見たくなかった」と言い「ほかのスタッフさんやサンイさん、たくさんの先輩たちもいる中で、主人公として絶対に僕がダメになるわけにはいかなかった」と告白。

「もちろんつらい時もあったが、撮影現場ではずっと「大丈夫、心配いらない」「僕やサンイさんがいる」と言い続けた。だからその分、7話と8話がとても好きな回だ」と付け加えた。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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