米、秋からXBB対応ワクチン 新型コロナでFDA諮問委意見

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は15日、今年の秋からの接種に使う新型コロナウイルスワクチンは、オミクロン株派生型「XBB・1.5」に対応した製品が望ましいとの意見をまとめた。流行当初の株を含まない「1価ワクチン」となる見通し。FDAは正式決定した上で、メーカーに通知、9月には使えるようにすることを目指す。

 日本の厚生労働省も16日、専門家によるワクチン分科会を開き、秋からの接種で使うワクチンについて議論する。

 この派生型は現在、米国で40%を占め主流となっているが、割合は低下傾向で、XBB・1.16など同じグループの別のタイプが増えつつある。

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