【竹田】竹田市菅生特産のスイートコーンが収穫期を迎えている。ハウス栽培の出荷は5月中旬から始まり、露地物は7月中旬からピークとなる見通し。8月までハウス、露地物合わせて例年並みの約2千トンの出荷量を見込む。
市農政課によると、菅生地区は標高500メートルを超える高原地帯で昼夜の寒暖差が大きく、生産に適している。市内では約150戸がハウス、露地計約200ヘクタールで栽培する。
同地区の卯野農場では計約40ヘクタールで育てる。実は夜間に糖分を蓄えるため、収穫作業は早朝から始めるという。卯野英治代表(74)は「今年は雨が長く続かず植え付けなどに適した天候だったため、最高の品質となっている」と話す。
卯野代表と生産者の宮本和夫さん(73)、佐藤昭徳さん(68)は15日、市役所を訪れてシーズン入りを報告した。3人は「甘くプリプリとした食感を楽しんでほしい。菅生のスイートコーン生産をさらに発展させたい」とPR。土居昌弘市長は「全力を挙げて応援し、セールスしたい」と述べた。
市内の道の駅すごうや道の駅竹田などで販売している。