住民栽培 春まきソバの花が見頃 高梁、18日に4年ぶり花見会

丘一面に咲く春まきソバの花

 高梁市松原町松岡で、住民が育てる春まきソバの花が見頃を迎えた。標高500メートルの高原には、梅雨のうっとうしさを忘れさせるような爽やかな風が吹き抜け、白くかれんな花が揺れている。18日には、手打ちそばでもてなす花見会を4年ぶりに開く。

 夏に種をまいて秋に収穫する品種に比べ、春まきは実が小さいが、住民グループ・松原そばの会(17人)が初夏の話題づくりにと約70アールの畑で栽培している。今季は4月下旬に種をまき、今月に入ってから少しずつ開花。例年より生育が遅く小ぶりながら、今週末ごろにはきれいに咲きそろう見込み。

 花見会は午前10時~午後2時。昨秋収穫したソバで会員がざるそばを作り、販売する。フォトスポットも設ける。

 そばの会事務局の石井雅之さん(64)は「高原の空気とともに打ちたてのそばを味わって」と呼びかける。問い合わせは同会(0866―26―1026)。

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