「ゆうばり映画祭」で顔ジャワ監督の「カンサイヤ」上映 SFテーマ、アニメと実写融合 本紙記者が端役出演

「おまめ映画菜」のチラシ

 29日から4日間にわたり開催される「第33回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のゆうばりチョイス部門で、神戸市在住の顔ジャワ監督が参加するオムニバス作品「おまめ映画菜」が上映される。端役ながら本紙の2記者も出演している。

 「おまめ-」はごく短い「まめ映画」からなり、同映画祭には2019年から毎年選出されている。今年のテーマは「SF」で、主催者の岩崎友彦監督、かげやましゅう監督をはじめ、小林でび、酒徳ごうわく、あさいやすし、田中健詞の各監督ら20人が競作した。

 顔ジャワ監督が手がけた「カンサイヤ」は、アニメと実写を融合させた3分半の作品。関西人特有のノリツッコミを描く重要な場面に、知人で本紙文化部に勤める井原尚基、藤森恵一郎の両記者を起用した。新聞社の階段踊り場でロケを敢行し、約7秒間のシーンを撮影した。

 顔ジャワ監督は「全編実写でやりたかったけど、友達が少なすぎて大部分がアニメに。結局、実写出演は2人だけとなったが、息の合った芝居で一発OKでした」と記者の演技を評価。

 銀幕デビューにあたり井原記者は「同じ部門に石田純一・いしだ壱成親子の出演作なども並んでいてうれしい。演じる側の経験を今後の取材活動に生かせれば」と話している。

 「おまめ-」は30日午後7時15分、北海道夕張市の「合宿の里ひまわり」で上映。詳細は映画祭のサイトで。「カンサイヤ」の完全版(5分)は8月に大阪のイベントで上映を予定している。

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