「深浦マグステ丼」デビュー10周年、提供店たたえる 青森県内初の「新・ご当地グルメ」

マグステ丼のデビュー10周年記念アワードで記念写真に納まる関係者

 青森県深浦町の深浦マグロ料理推進協議会(西﨑朋会長)は14日、新・ご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼」(略称・マグステ丼)のデビュー10周年を記念し、公式提供店舗をたたえるアワードを町役場で開いた。関係者が町を代表する観光コンテンツに成長したマグステ丼10年の歩みを振り返り、コロナ禍からの観光回復への思いを新たにした。

 アワードでは協議会事務局長を務める町観光課課長補佐・鈴木マグローさんがマグステ丼の歩みを紹介。2013年6月14日に、ヒロ中田さん(現・じゃらんリサーチセンター客員研究員)が提唱する新・ご当地グルメとして県内で初めて誕生し、今月13日までの10年間で27万5964食を販売。経済波及効果は約15億9千万円に及んでいるとした。

 西崎会長が公式提供店舗の広〆、匠屋、レストランアカショウビン、サンセットハウス、黄金崎不老ふ死温泉の料理人に記念の盾を贈呈。このうち、広〆の竹越とささんは「マグロステーキ丼に恵まれ、お客さんに喜んでいただいてありがたかった」としみじみと語った。西﨑会長は「皆さん、この10年で人生が変わったと思う。本当に実り多き10年間。盾を家に飾り自慢してください」と提供店舗の料理人を祝福した。

 吉田満町長と共に、西﨑会長から同協議会の終身名誉顧問委嘱状を受け取った中田さんは「新・ご当地グルメは10年続いて一人前。20年続いて本物。マグステ丼はやっと一人前。次に目指すのは本物になるための活動だ」と関係者を激励した。

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