工藤(青森・尾上中3)、女子バレーU16日本代表に 「考えながらプレーし頂点目指す」

弘前地区・南地方中学総体地区大会で、高さを生かした攻撃で次々と得点を挙げた工藤=10日
初めての日本代表として臨むアジア選手権に向け意気込む工藤
壮行会後、全校生徒と記念撮影する工藤(前列中央)

 平川市立尾上中学校3年の工藤光莉(15)がバレーボール女子U16日本代表に初めて選ばれた。本年度初めて開催される「U16アジア選手権」(7月、中国・杭州)に代表として臨む工藤は15日、「頭を使い考えながらプレーし頂点を目指す」と活躍を誓った。

 工藤は身長178センチのアウトサイドヒッターで、最高到達点293センチから打ち下ろす強打とコントロール抜群のサーブ、レシーブが武器。姉の影響で小学1年でバレーを始め、中学では1年夏からレギュラー。昨年度は同校バレー部の全国大会出場に貢献したほか、2年生ながら都道府県対抗の青森県選抜メンバー入りした。

 今春、工藤はこれまでの活躍が認められU16の代表候補となり、2度の選考合宿を経て、12人のチームの一人になった。背番号は4。

 15日、同校で壮行会を実施。工藤は「いつもと違う環境で戸惑うことが多々あると思うが、リラックスして臨みたい」とし「海外選手は身長が高く、国内とは全く違ったプレーの仕方になる。合宿中に学んだことを生かしベストを尽くす」と決意を述べると、全校生徒がエールを送った。

 22日から佐賀県で最終合宿を行った後、現地入りする。

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