[サッカーJ1・アルビレックス新潟]ベルギー移籍の伊藤涼太郎選手「不安もあるが楽しみ」「新潟に来た時以上に大きな覚悟で」 新潟日報社・単独インタビュー

渡欧前の心境を語る伊藤涼太郎選手=聖籠町

 J1アルビレックス新潟からベルギー1部へ完全移籍するMF伊藤涼太郎(25)が渡欧を目前に控えた6月15日、新潟日報社の取材に応じた。現在の心境を「多少の不安はあるが、サッカーに関しては楽しみな気持ちしかない」と明かし、新潟への感謝を改めて語った。

 日本をたつ時期は未定だが、すぐにチームに合流しキャンプが控えているという。移籍先のシントトロイデンは、新シーズンにフィンク監督が就任。J1神戸を指揮したことがあり、「日本人の考え方は、他の監督よりも知っていると思う」と肯定的に捉える。

 移籍交渉の際にはクラブ側から「パスやボール持った時のアイデアなど『持ち味を出しやすいところで使う』と言ってもらえた」と明かす。J1浦和で共にプレーしたDF橋岡大樹ら、日本人選手も多い。慣れない土地での不安はあるが、心強く感じている。

 新潟へ完全移籍をする際に「自分の活躍はもちろん、チームを絶対にJ1に上げる」と強い覚悟で臨んだことが、自身の成長を加速させた。今回も意思は揺るぎない。「新潟に来た時以上に、大きな覚悟を持っていく」

 新潟でのラストゲームとなった6月11日、サポーターに「アイシテルニイガタ!」と声を張り上げた。「自分の本心。本当に新潟が大好きになった。感謝の気持ちを忘れずに、海外でしっかりと頑張りたい」と力を込めた。

[インタビュー・一問一答]伊藤涼太郎選手、ビッグスワンで10月に日本代表戦「そこを目指したい」

伊藤選手のインタビュー動画はこちら

[関連記事・伊藤涼太郎選手の歩みを振り返る]もっと結果を、もっと活躍を…こだわり続けた「存在価値」の証明

© 株式会社新潟日報社