テレビ東京系で7月7日にスタートする、小野花梨と風間俊介がダブル主演を務めるドラマ24「初恋、ざらり」（金曜深夜0：12）で、ドラマを彩る豪華キャスト陣に、若村麻由美、尾美としのり、熊谷真実、浜中文一、西山繭子の出演が決定した。
「初恋、ざらり」は、ざくざくろ氏の同名漫画が原作。軽度知的障害のある女性が、心優しき男性と出会ったことで純粋な愛を知るラブストーリー。SNSで大きな話題を呼び、「このマンガがすごい！2023」にもランクインを果たしている。
軽度知的障害と自閉症を持つ上戸有紗（小野）は“普通”に憧れを持ち、自己に強い劣等感を抱く女性。夜はコンパニオンとして働いているが、昼は障害を隠して運送会社で働くことに。必死にメモを取りつつも、言葉の意味が分からず戸惑う有紗。そんな有紗に優しく声をかけてくれたのが職場の岡村龍二（風間）だった。常識的なことを質問しても気兼ねなく教えてくれる岡村。そんな岡村の優しさに、有紗は恋心を抱いていく。
若村が演じるのは、知的障害のある有紗を女手一つで育ててきた母親・上戸冬美。本作への出演について、若村は「誰かの役に立てる自分になりたいと願うヒロイン有紗の切実な思いが衝撃でした。そんな有紗の母は、愛情を表に出すタイプではありませんが、娘に自立して生きてほしいと願う思いにあふれています。実際に恋人の岡村が現れると、恋を通して何を大切に生きていくのか、自分にも問いかけてくれる作品です。それぞれを応援したくなる心温まる切なくいとおしい物語になっていると思いますので、楽しみにしていただければ幸いです」とコメント。
厳格で厳しい岡村家の大黒柱で、龍二の父・岡村龍彦に扮（ふん）する尾美は「原作を読んで、とても幸せな気持ちになりました。普通を憧れるとか普通になろうとか、どうでもいいよね。恋愛をしてると世界はすてきになるから！ このドラマは幸せな気持ちをくれるドラマだと思います。みんな恋愛しよう！」と本作の魅力を伝えた。
そして、子ども思いで優しい龍二の母・岡村靖子役の熊谷も「台本を読んだ時、有紗の恋心にキュンキュンきてしまいました。この気持ちは誰でもいくつになっても覚えてるしなくならない。そんな2人がいとおしくて。龍二も普通の家庭に育ってはいるものの、どこかで傷ついたりしていて。そんな不器用な2人の恋を母親として見守っていきたいと思っています。恋する気持ちを忘れた人、現在進行形の人も、ぜひ皆さまご覧になってください」と呼びかけている。
自由奔放でやりたいことにとにかく真っすぐな龍二の兄・岡村龍之介役を務める浜中は「有紗と龍二の行く末が気になりすぎて、あっという間に読み終えました。どちらにも感情移入できてしまい、読み終えた時は気持ちが大変な事になっていました！ そんな作品に参加させてもらえてうれしいです!! 皆さまもぜひ楽しみにしていてください！」とアピール。
有紗と岡村が勤める運送会社の同僚で、2人のよき理解者である天野久美役の西山は「人はみな、それぞれ問題を抱えて生きています。他人からしたらささいなことも、本人にとっては触れられたくない傷かもしれません。普段から、そういったことに想像力を働かせられる人間でありたいと思っています。その気持ちは、この作品と出合ってますます強くなりました。いろんな人がいて、自分の物差しでは測れないことばかりです。飛び込むことは時に勇気を必要とします。それでも、誰かをいとおしいと思ったり、何かを大切にしたいと思うことってやっぱりいいな、見ている人が少しでもそんなふうに感じてくれたらうれしいです」と本作へ込める思いを語り、期待を寄せている。
