絹の原料の蚕の飼育が盛んな小山市で「春繭」初出荷! JAおやま

 絹の原料となる蚕の飼育が盛んな小山市で16日、今年初となる春繭の出荷作業が行われました。

 作業は、午前8時ごろからJAおやまの桑青果物集出荷所で始まり、生産者ら4人を中心に出荷に向けての最後の作業、選除繭を行いました。

 選繭台と呼ばれる出荷に向かない繭を見定める台に繭を入れ、変色した繭や2つのさなぎが1つの繭になる「玉まゆ」をはじいていきます。

 去年(2022年)JAおやま管内では、繭の生産者が1軒減っていて出荷量は前の年の約7割にとどまりますが、生産者によりますと、乾燥して繭がしまり初出荷にふさわしく粒ぞろいだということです。

 16日は、3軒の生産農家の「春嶺鐘月」という品種、約630キログラムが出荷され、群馬県の製糸業者へ送られていきました。

 JAおやま管内では春と秋に、合わせて5回繭を生産していて、次の春繭の出荷のために既に飼育を進めているということです。

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