【浦和】スコルジャ監督、伊藤敦樹の日本代表初選出に「代表チームにとって、フレッシュな存在になれて嬉しい」。ルヴァンカップ清水戦のメンバー構成は…

この中断期間は、ファイナルサードの崩しに重点を置いてトレーニングを積む。

[ルヴァン杯 GS6節] 清水-浦和/2023年6月18日18:00/IAIスタジアム日本平

J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が6月16日にオンラインの取材に応じて、2日後のルヴァンカップ・グループステージ最終6節の清水エスパルス戦に向けて抱負を語った。

浦和は1勝4分(4得点・3失点)、清水は2勝1分2敗(7得点・14失点)でいずれも勝点7。順位が並んだ場合は当該チーム同士の対戦成績が優先されるが、浦和のホームゲームは1-1。浦和が勝利すれば、文句なしの1位突破となる。

また引き分けた場合も首位通過の可能性はあるが、もう一方のカード(湘南ベルマーレ/勝点6 – 川崎フロンターレ/勝点5)の結果による。勝っても負けても、1位突破からGS敗退の可能性もあるなかでの対戦になる。

スコルジャ監督は次のように抱負を語った。

「メンバーはミックスでいきます。メディカルの問題を抱えている選手、代表活動に参加している選手がいます。あまり細かく言えませんが、まず考えているのはこの試合に勝って次のステージに進むことです。そのなかで新たなことも試したいです」

「(清水について)サイドチェンジからかなり攻撃的にプレーするチームです。サンタナ、乾、カルリーニョスと強力な選手がいて、しかも彼らのホームゲームです。J1でも十分通用する戦力を擁していて、かなり興味深いゲームになります」

そのうえで、この中断期間、選手たちのコンディションを再び整えつつ、ファイナルサードでの打開に重点を置いてトレーニングを積んでいるという。

「どういったタイミングでスピードアップするか意識してもらいたいです。ファイナルサードに入っていくタイミングも大事です。私たちの改善点でもあります。しっかりハードワークして、点を決めるために、十分な決定機を作らなければいけません」

また、今回、伊藤敦樹が日本代表に追加招集されると、エルサルバドル代表戦でさっそくデビューを果たした。指揮官にとっても、日本での初の代表選出輩出となった。またホセ・カンテもAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)優勝などが評価されて、約1年半ぶりとなるギニア代表復帰を果たした。

「代表選手がいることを嬉しく思います。選手たちはハードワークをして、さらに代表の一員になっていってほしいですね。アツキは代表チームにとって、フレッシュな存在になれたのはとても嬉しく思います。近い将来、他の選手が同じように出てきてほしいです」

「(最近の伊藤について)ファイナルサードに現れるところは、すごく良くなったと思います。そういった感覚を備えた選手です。ボールを奪って守から攻への切り替えの時、アツキの強みは出ると思います。守備のところでも良くなり、毎試合、多くのボール奪取をしています」

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ピンチでも身を挺した守備を見せて貢献してきたが、そのうえでゴールに直結するプレーを増やしてほしいとも要求する。この代表初招集をキッカケに、どのように進化するのか。その“のびしろ”を、スコルジャ監督もまた楽しみにしていた。

清水対浦和の一戦は6月18日18時からIAIスタジアム日本平で開催される。

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