「悪ふざけが過ぎるw」うまい棒専用ケースにSNS爆笑 衝撃からうまい棒を過保護 プロが真剣に作製

楽しみにしていたうまい棒がちょっとの衝撃で粉々に…。でも、もう大丈夫!あらゆる衝撃から、うまい棒を守るためだけに作られた「うまい棒ケース」がSNS上で話題を呼んでいる。

業務用アルミケースを取り扱うアクテック株式会社は、うまい棒の販売元・株式会社やおきんとコラボした「うまい棒ケース」を作製。大層な見た目だが、その用途は文字通りうまい棒を守る、それだけ。SNSでは「こういうの好き」「うまい棒が高級に見える」「無駄にすげぇw」「虚構新聞じゃなくてガチか」「悪ふざけが過ぎるw ちょっと欲しい…」などの声であふれた。

企画のきっかけは、日常の何げない一コマ。幼稚園のお楽しみ会でもらったうまい棒が通園バッグに入れている間に粉々に…。変わり果てた姿に悲しむ孫を見た社員が一念発起。プロジェクトリーダーとして、専用ケースを作る決意を固めたという。

うまい棒を守る―。それだけのために、創業約50年の技術を結集した。ベロア調素材で高級感を演出しながらも、クッション材がうまい棒をしっかり保護。高さ70cmからの落下試験も実施済み。また、透明の板を使用しているため、いつでもうまい棒の無事を確認できる。

期待と不安を胸に、やおきんの担当者にケースを見せると「すごいですね!加工がすごくキレイです!」と前向きな反応。話は円滑に進み「公式グッズ」として製作できる契約に至ったという。

14日午前11時からは「GREEN FUNDING」にてクラウドファンディングを開始。目標金額を5万円に設定したが、15日午後6時現在で90万円を超える支援が集まっている。同社は「『本物の技術』は生き残ると信じ、本製品はひとつずつ手作りしております。クラウドファンディングを通じて、私たちのモノ作りに掛ける情熱とうまい棒ケースに共感いただける方に手にしていただけければ幸いです」とコメントした。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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