東証反発、バブル後最高値を更新 220円高、日銀緩和維持

東京証券取引所

 16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比220円59銭高の3万3706円08銭。1990年3月9日以来約33年ぶりの水準となり、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。日銀が16日の金融政策決定会合で、現行の大規模金融緩和策の維持を決め、買い安心感が広がった。

 東証株価指数(TOPIX)も6.39ポイント高の2300.36となり、約33年ぶりの高水準となった。出来高は約20億1500万株だった。

 取引開始直後は売り注文が先行し、平均株価の下げ幅は一時300円に迫った。

 日銀の緩和策維持が伝わった後、上昇に転じて300円近く値上がりする場面があった。

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