梅シロップを袋で簡単に JA紀南が販売、ユーチューブで実演も

JA紀南が販売しているスタンド袋

 梅シロップを簡単に作ってもらおうと、和歌山県のJA紀南が販売しているスタンド(自立型)袋が好評だ。袋を用いた「失敗しにくい作り方」をPRしている。

 昨年に試験販売したところ、好評だったため、今年から本格的に取り組み始めた。約9万3千袋を作り、5月の連休明けから販売している。その8割が全国各地の市場へ出ている。リピーターもいるという。

 袋はチャック付きで、青梅の量が500グラムと1キロの2種類。青梅を入れた状態で販売してもらっている。

 梅と袋を水洗いして水気を切った後、24時間以上冷凍させ、梅と同量ほどの氷砂糖を入れるだけ。その後は時々、袋を動かして氷砂糖を溶かすと、約7日でシロップが出来上がる。水や炭酸水、牛乳で薄めればジュースとして飲める。

 シロップ作りの初心者や若い世代にも気軽に楽しんでもらいたいと始めた。JA紀南は「各市場からの意見を聞いて今後に生かしたい」と話している。

 JA紀南では、この袋を使ったシロップ作りの動画(約2分40秒)も制作。動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで公開している。

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