「書かない窓口」導入 かほく市で初

自動で申請書が入力できる「書かない窓口」=16日午前11時15分、かほく市役所

  ●申請書作業デジタル化

 かほく市は16日、市民生活課の窓口で、申請書の入力を自動で行える「書かない窓口」を導入した。マイナンバーカードの申請や更新、住所変更などに必要な申請書を入力できる。従来は市民が手書きしていた申請書の作業をデジタル化することで、窓口業務の効率化につなげる。

 PFU(同市)が取り扱う申請書作成ソリューション「Caora(カオラ)」の全国初導入事例となる。タブレット端末上で希望する手続きを選び、顔認証装置に身分証をかざすと、カメラが情報を読み取り、必要事項が記載された申請書が印刷される仕組み。

 市やPFUによると、高齢者や外国人の負担軽減につながるほか、入力ミスの防止にもつながる。かほく市は昨年から、PFUの協力で窓口での実証実験を実施し、導入を進めてきた。市の担当者は「市民サービスの向上につなげたい」と語った。

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