ヨーカ堂とヨーク、9月に合併 セブン&アイ、首都圏効率化

 セブン&アイ・ホールディングスは16日、スーパー事業を手がける完全子会社のイトーヨーカ堂とヨークが9月1日に合併すると発表した。首都圏での店舗運営の効率化を図ることが狙い。店舗の屋号は変更しない。

 イトーヨーカ堂にヨークを吸収合併させる。会社の規模が大きくなることで商品を安く仕入れられる。物流の共通化や本社機能の統合でコストを減らせる。セブン&アイの井阪隆一社長はこれまでの取材に対し、イトーヨーカ堂を中核とするスーパー事業について3年後の株式上場を視野に入れていると明らかにしている。

 ヨークは1975年、ヨークマートの名称でイトーヨーカ堂子会社として設立された。

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