百貨店の松屋は16日、銀座の名店の味を再現した高級冷凍食品を全国の百貨店やスーパーに卸売りする事業を始めると発表した。東京・銀座の松屋銀座とオンラインショップのみで売ってきたが、販路を拡大。3年後には他社の10店舗程度でも取り扱うことを目指す。
卸売りする冷凍食品は、銀座の有名店と共同開発した独自商品で、1食数千円のものが多い。第1弾として7月中旬をめどに、高級スーパー明治屋に販売。東京都内の2店舗で、洋食店のポークカツレツや中華料理店のエビチリなど約20品が売られる。
松屋によると、高級冷凍食品はコロナ禍の巣ごもり需要で売り上げが拡大。贈答品などの需要が堅調という。
