「包丁を持って妻が暴れている」夫を切りつけた女(74)を殺人未遂の疑いで逮捕 自宅から200メートルにわたり血痕か

6月15日夜、愛媛県松山市内の路上で男性が血を流して倒れているのが見つかり、74歳の妻が刃物で切りつけ殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、松山市松末に住む無職の渡部清子容疑者(74)です。

警察によりますと、渡部容疑者は、15日午後7時50分ごろ、夫(74)の胸などを刃物で切り付けるなどし、殺害しようとした疑いが持たれています。

「包丁を持って妻が暴れている」と夫が警察に通報し、駆けつけた警察官が、渡部容疑者をその場で現行犯逮捕しました。

(近所の人)
「お腹から血が出ている状況。ズボンの方まで血が流れている状態」

夫は、県道沿いの歩道で血を流して倒れていて、病院に運ばれ治療中ですが、命に別状はないということです。

警察は凶器とみられる刃物を押収していて、調べに対し渡部容疑者は、「包丁で刺したことに間違いない。ただ、殺意はなかった」と容疑を一部否認しているということです。

また、夫婦の自宅とみられる場所から夫が倒れていた歩道まで200メートルあまりにわたって血のような痕が見つかりました。

警察は動機や事件の経緯などを詳しく調べています。

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