ワム!、未公開映像やインタビューからなるNetflixドキュメンタリーの予告編公開

幼馴染だった故ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーが、ポップ・デュオのワム!として成功を掴み、80年代に世界中でセンセーションを巻き起こした過程が描かれているNetflixドキュメンタリー映画『WHAM!』から初の予告編が、現地時間2023年6月15日に公開された。

予告編のアーカイブ映像では若き日のジョージが、「僕が11歳、アンドリューが12歳の時に出会ったんだ」と述べており、年を重ねたアンドリューが、「僕がやりたかったことはただひとつ、ジョージと一緒にバンドをやることだった」と付け加えている。ジョージも思いは一緒だったようで、「僕がポップスターになるためは誰かに僕の人生を変えてもらう必要があって、アンドリューはまさしくそれをしてくれた」と話している。

1984年の「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」などのシングルで商業的な大成功を収める前、ジョージがワム!の音楽が十分に真剣に受け止められていないことにしばしば悩んでいたとアンドリューは語っている。彼は、「ジョージにとってそうだったほど、僕は自分たちの音楽が自分自身を定義しているように感じたことはなかった。ジョージにとっては、チャートの順位が究極の評価だったんだ」と予告編で話している。

ジョージは自ら、チャートでの成功は自身の性的アイデンティティの仮面として機能したと述べている。「若いゲイ男性だった僕は、カミングアウトしていなかったから居心地が悪かった。成功によってアイデンティティを確立し、必然的にワム!の向上に全力を尽くした」と彼は説明している。

Netflixのプレス・リリースによると、このドキュメンタリーは、「ジョージとアンドリューの個人的なアーカイブにアクセスし、驚くべき未公開の映像や、貴重で率直な未公開インタビューと共に、学校の友達からスーパースターへの彼らの信じられない旅」を描いている。

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