ハリポタ新施設「スタジオツアー東京」開園 マルフォイ役トム・フェルトン「何度も東京の大広間を訪れたい」

米映画大手傘下のワーナーブラザーススタジオジャパンが、東京都練馬区のとしまえん跡地に建設中だった「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が16日、グランドオープンし、オープニングセレモニーが開かれた。

人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」の映画制作の裏側を体験できるウォークスルー施設で、2012年のロンドンに続くアジア初の開園となる。イベントにはハリー・ポッターのライバル、ドラコ・マルフォイ役の英俳優トム・フェルトン(35)、ハリー・ポッター役の声優小野賢章(33)、女優の浜辺美波(22)らが出席した。

フェルトンは「長年映画にかかわったキャストや裏方のスタッフに代わって、新たに東京でディテールにこだわって作られたことに感謝の気持ちを伝えたい。日本のファンがずっと応援してくれていることに感謝しているので、ホグワーツの2つ目のホームが東京ほどふさわしい場所はないと思っています。これから先、何度も東京の大広間を訪れたいと思います」と笑顔を見せた。

浜辺は「10歳の時にハリー・ポッターに出会い、当時引っ込み思案だった私にとって、ハリー・ポッターが最大の友でした。物語に触れるたびに自分が行きつけないような魔法の世界に連れて行ってくれて、たくさんの勇気をもらいました。ここまで仕事を続けてこられたのはこの物語のおかげです」と、ハリポタ愛をにじませる。

99年から吹き替えを担当する小野も「当時小学6年生でした。まさにハリーとともに成長したといっても過言ではないと思います。20年以上たった今でもこのような素晴らしい日に立ち会えて光栄です」と声を弾ませた。

東京都の小池百合子知事(70)らと杖を持ち「アロホモラ」の解錠呪文を唱えると、自然にテープカットされる演出で〝魔法ワールド〟の開幕を宣言した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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