デビッド・ベッカムが第一弾をプロデュース。マセラティ“特注”コレクションのMC20、グレカーレが登場

 6月15日、マセラティは“Fuoriserie Essentials(フォーリセリエ・エッセンシャルズ)”の第一弾として、デビッド・ベッカム氏がプロデュースした特注の『マセラティMC20』と『マセラティ・グレカーレ』を発表した。

 フォーリセリエ・エッセンシャルズは、一流のトレンドリーダーやマセラティのアンバサダーが監修する、洗練されたコレクションを指す。その第一弾のデザインをサッカー元イングランド代表のベッカム氏が手掛けることとなった。同氏はスタイルのパイオニアであり、マセラティのグローバル・ブランド・アンバサダーを務めている。

 今回、ベッカム氏がデザインした“フォーリセリエDBエッセンシャルズ・コレクション”には、クルマを愛してやまない世界中の人々に向けて「自分だけの究極のイタリアン・ラグジュアリースポーツカーを作ってほしい」という願いが込められている。

 2台のオーダーメイドカーコレクションカーは、マセラティのクラシックカーに寄せるベッカム氏の情熱と、サヴィルロウ仕込みのサルトリアルファッションに着想を得てデザインされた。1967年に発売された『マセラティ・ギブリ クーペ』に魅了されたベッカム氏は、MC20のエクステリアカラーに深みのあるブルー“ナイトインタラクション”を、インテリアのレザーには茶褐色を選択した。

 一方、2台目のグレカーレは、わずか51台しか生産されなかった1986年『クアトロポルテ ロワイヤル』へのトリビュートとなり、外装色に深緑の“ヴェルデ・ロワイヤル”が選ばれた。インテリアの内張りには暖かみのあるブラウンのレザーが採用されている。両スペシャルモデルには、マセラティとベッカム氏のコラボレーションを祝した特別なメタルプレートが奢られ、MC20ではヘッドレスト間に、グレカーレではフロントシート間のセンタートンネルにそれぞれ配されている。

マセラティとベッカム氏のコラボレーションを祝したスペシャル・メタルプレート

「『フォーリセリエ』とは、イタリア語で『特注品』を意味します。マセラティ・フォーリセリエは、他にはない特別な体験をお客様にしていただくためのカスタマイゼーションプログラムです」と語るのは、マセラティ・デザイン部門責任者のクラウス・ブッセ氏。

「お客様ご自身がクルマをデザインすることで、ご自分の個性や情熱を存分に表現してほしいと願っています」

「マセラティ・フォーリセリエにはコレクションがふたつあります。ひとつはマセラティの輝かしいカーレースのヘリテージから着想を得たフォーリセリエ・コルセ・コレクションで、もうひとつはテクノロジーと新しいマテリアルを愛する方のためのフォーリセリエ・フトゥーラ・コレクションです。誰もがデビッド・ベッカム氏と同じように、幅広いカスタマイズオプションの中から機能を選ぶことができます」

 15日に発表された“フォーリセリエDBエッセンシャルズ”は、スーパースポーツカーの『MC20』と新型SUVの『グレカーレ』の両方が、近日中に注文可能となる予定だ。

MC20の外装色は深みのある“ナイトインタラクション”
マセラティ・グレカーレのボディカラーは深緑の“ヴェルデ・ロワイヤル”が選ばれた
フォーリセリエDBエッセンシャルズの第一弾モデルとして発表されたマセラティMC20

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