ペットの密輸で有罪、禁錮28カ月

昨年5月に水上警察によって摘発された犬猫の密輸事件で、動物の輸送を担った男に禁錮28カ月の有罪判決が言い渡された。6月15日の香港メディアによると、被告は昨年5月18日の深夜、香港の船舶免許を持っていないにもかかわらずスピードボートに17個のケージを積んで航行。不審に思った水上警察が積荷を調べると、猫117匹、犬46匹、ウサギ1匹が狭いケージに押し込められ、跳ね上げた海水でびしょ濡れになっていた。その後、約60匹が死んでしまったという。被告は身分不詳の人物に頼まれて報酬5000ドルで輸送を請負ったと供述。6月15日に行われた裁判では動物虐待容疑と危険操舵容疑など5つの罪状で有罪となり、禁錮28カ月が言い渡された。近年、香港ではペットの密輸がたびたび摘発されている。ペットたちは中国本土から香港のペットショップ向けに密輸されるケースのほか、本土の飼い主がペットを香港に移住させるため業者に託すケースやその逆のパターンもみられる。

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