FC東京が新監督にクラモフスキー氏を招へい、今季途中まで山形で指揮「“我々に恐れるものは何もない”」

[写真:©︎J.LEAGUE]

FC東京は16日、ピーター・クラモフスキー氏(54)が新監督に就任することを発表した。なお、20日の練習からチームに合流する。

オーストラリア出身のクラモフスキー監督は、パース・グローリーやU-17オーストラリア代表、U-20オーストラリア代表、オーストラリア代表でコーチを務めた。

U-17オーストラリア代表の監督を務めた後、横浜F・マリノスでヘッドコーチを務め、アンジェ・ポステコグルー監督(現:トッテナム)の右腕として指導。2020年からは清水エスパルスで監督を務めるも同年11月に解任。2021年5月から山形で指揮を執っていた。

2シーズン目の昨季は、明治安田生命J2リーグで最終節に滑り込みで6位となると、J1参入プレーオフに進出。1回戦では3位でシーズンを終えたファジアーノ岡山に勝利したが、2回戦でロアッソ熊本と引き分け、J1復帰はならなかった。そして、今シーズンも開幕2連勝と良いスタートを切ったが、第3節以降は5連敗と一気に低迷。4月2日に解任されていた。

FC東京は14日に成績不振によりアルベル・プッチ・オルトネダ監督の退任を発表。新たに監督に就任するクラモフスキー氏はクラブを通じてコメントしている。

「はじめに、特別なフットボールクラブの監督に就任することを光栄に、かつ誇りに思い、興奮しています」

「クラブの夢見る場所へ行くためには、多くのことを行わなければなりません。選手、スタッフ、そしてクラブに関わる全てのみなさまとともにハードワークし、その場所へ早く届くように全力を尽くしてまいります」

「ファン・サポーターのみなさまとの約束は、誰もが恐れるようなチームとなるため、全ての局面におけるプレー精度を磨き上げ、毎試合”東京が熱狂”に包まれるように戦うことです。選手たちは特別なことを達成するための、強いメンタリティを持っています」

「そして、我々にはスタジアムで魔法のような最高の雰囲気を作り出し、ともに歩んでくれる素晴らしいファン・サポーターがいます。これからも選手たちに熱い声援を送ってください、そして我々は常に情熱を持って戦い続けます。ともに夢を叶え、そしてクラブを成功へと導きましょう」

「“我々に恐れるものは何もない”」

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