市立水族博物館「うみがたり」 「あつ森住民」が解説 5周年コラボイベント

 上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は26日に開館5周年を迎える。記念イベントとして9月18日まで、任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」とコラボした「海の生きもの ふれあい展」を開いている。あつ森は、主人公が無人島で動物キャラクターの〝住民〟と一緒にさまざまなことが楽しめるゲーム。水族館とのコラボはうみがたりが4館目で、北陸甲信越では初めて。

あつ森の人形も館内に。思いがけない場所にも飾られている

 ゲーム内では釣りができ、そこで登場する魚たちのうち、うみがたりで飼育している35種類に、住民による解説パネルを設置している。ゲームで知った魚の実物が見られ、同館は「ゲームとリアルをつなぎ、生き物っていいねと思うきっかけになってほしい」と話した。
 住民のスタンプを集めるスタンプラリーも実施。スタンプラリーブックを購入し、10種類を集めると記念ポストカードが進呈される。他にも記念写真が撮れる住民のパネルや人形が点在し、探しながら歩くのも楽しい。

あつ森のキャラクターによる生き物の解説や、一緒に写真が撮れるパネルが館内各所に設置されている

 スマートフォン向けアプリ「My Nintendo」のチェックイン済み画面と入館券を掲示すると、描かれた住民をゲームに登場させられる「amiiboカード」がもらえる。ミュージアムショップではコラボのオリジナルグッズやあつ森のグッズを多数販売している。
 同市内から訪れた瀧澤唯希さん(31)は「あつ森が好きなので、コロナ禍前以来久しぶりに来た。人形が飾ってあって楽しい。会期中にまた来たい」と話した。

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