ツバメ親子お出迎え、関越道下り・嵐山PA 巣の下を行き交う客ら笑顔「かわいい」 今年も帰ってきて子育て

出入口の真上に巣を作ったツバメ=6月上旬、嵐山PA

 関越自動車道下り線嵐山パーキングエリア(埼玉県嵐山町越畑)の出入口にツバメが巣をつくり、訪れた利用客を迎えている。

 巣があるのは正面出入口の自動ドアの真上で、その下を多くの利用客が通過する。ドアの前にはカラーコーンが置かれ、「やさしく見守って下さい。フンにご注意ください」とスタッフによる張り紙がある。さらにごみなどが落ちないように段ボールで補強されている。

 成鳥が少なくとも2羽いる様子で、ひなのような小さな白っぽい個体も見られた。

 売店で働く女性によると、毎年5月上旬ごろに巣を作りに帰ってきて、6月下旬から7月上旬ごろには巣立つ。利用客から「かわいい」などの声が寄せられているという。

 都内から来たという男性は、「最近こういうのはなかなか見ないですよね」と目を細め、スマートフォンで写真に収めていた。

=埼玉新聞WEB版=

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