東北魂 青森に集結/17、18日「絆まつり」

メイン会場の青い海公園に設置された大型ビジョンではパレードの模様を中継する

 東北6県の代表的な夏祭りを一堂に集めた「東北絆まつり」が17、18の両日、青森市の青い海公園をメイン会場に開催される。新型コロナウイルスの影響で中止となっていた公道でのまつりパレードを4年ぶりに行う。当日は会場周辺で交通規制が実施される。

 パレードは青い森公園前(国道7号)を出発し、橋本交差点(同4号)までの約1キロを練り歩く。17日は午後5時~同7時10分、18日は午後0時半~同2時40分に行う。出演順は両日とも(1)盛岡さんさ踊り(2)山形花笠まつり(3)仙台七夕まつり(4)福島わらじまつり(5)青森ねぶた祭。秋田竿燈(かんとう)まつりは定点2カ所で演舞する。

 八甲田丸周辺では県内市町村をPRするブース、ワ・ラッセで青森県ゆかりのアーティストによる演奏などのイベントを企画。17日は航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の展示飛行を予定している。

 まつり本番を控えた16日、青い海公園では作業員らが会場設営を行っていた。メイン会場では大型ビジョンを設置し、パレードを生中継する。青森市観光課の担当者は「東北の祭りが熱い絆で一つになる。ぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

 絆まつりに伴い、会場周辺で交通規制が敷かれる。主催者側は交通渋滞緩和のため、公共交通機関の利用を呼びかけている。詳細はまつりのホームページなどで見ることができる。

 東日本大震災からの復興を願う「東北六魂祭」の後継企画である絆まつりは、各県庁所在地で開かれ、今回で一巡する。

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