米長官、訪中で対話確立 誤算回避へ「関係管理」

16日、ワシントンで記者会見するブリンケン米国務長官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】中国を18~19日に訪れるブリンケン米国務長官は16日、ワシントンで記者会見し、訪中目的について、米中間の対話を確立し「両国が責任を持って関係を管理できるようにすることだ。誤算を回避して誤解に対処する」と述べた。激しい米中競争が紛争に陥らないようにするため「持続的な外交が必要だ」と強調した。

 国務省によると、2021年1月のバイデン政権発足後、国務長官を含めた閣僚の訪中は初めて。ブリンケン氏は北京に続きロンドンを訪れる。

 ブリンケン氏は、さまざまな課題について中国側と「直接、率直に話す」と語った。世界経済の安定、違法合成麻薬、気候変動などを挙げ、米中が協力できる可能性を探るとした。

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