浸水被害 茨城の災害廃棄物2185トン 取手が9割超

仮置き場に運ばれる浸水した住宅から出たごみ=7日、取手市内

茨城県は16日、家屋の浸水被害などに伴う災害廃棄物が県全体で2185トン(8日現在)に上ったと明らかにした。約600棟が床上床下浸水の被害に遭った双葉地区がある取手市が2109トンに上り、全体の9割超を占めた。同日開かれた県議会防災環境産業委員会で、県が説明した。

県資源循環推進課によると、ほかに災害廃棄物が発生した主な自治体は、鉾田市で26トン、石岡市で23トン、かすみがうら市で8トン、龍ケ崎市で5トンだった。

県は8日以降、取手市の職員派遣要請を受けて職員を派遣。また、19市町村にも職員を派遣し、災害ごみ仮置き場の管理や運営など廃棄物処理業務を支援している。派遣期間は24日までになる見通し。15日現在で延べ40人が被災地に派遣された。

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