西日本有数のブドウ産地、宇佐市安心院町で16日、ハウスで育てた加温デラウェアの今シーズンの初出荷式があった。
村本俊哉さん(51)、亜由美さん(50)夫婦のブドウ園(中山、13アール)で式があり、JAおおいたや県、市から約20人が参加。同JA安心院ぶどう部会(96人)の小野次信部会長(73)らがあいさつし、初出荷を祝った。
村本さん夫婦、安心院こども園の年長児21人が、ハウス内でみずみずしく育ったデラウェアをはさみで一房ずつ摘み取った。種なしの甘い小粒を頬張った光長大悟ちゃん(5)は「おいしい」とにっこり。
俊哉さんは「5月末の昼夜の寒暖差が質を上げ、色づきよく仕上がった」と話した。
同部会は今年、14ヘクタールでデラウェアを栽培。7月下旬からの露地物と合わせて出荷量は約39トンを見込み、県内を中心に九州一円で販売される。
今月下旬からはシャインマスカット、7月上旬からはピオーネや巨峰の出荷も始まり、11月上旬まで続くという。